2009年11月23日月曜日

FreeMat 4.0 リリース!!!

一年以上の沈黙を破り、2009年10月9日にFreeMat4.0がリリースされています。
あまりの期間の長さに私自身もウォッチを怠っていた次第です、ははは・・・。

ただ、このVer.4.0、かなりいいです!!!

まず、『安定性』です。

やはり以前は、フリーソフトということで大きなデータを扱っているとシャットダウンなどしており、
「フリーだからまぁしょうがないか・・・」とあきらめていた感もありましたが、今回は全く安定
処理も早いです!

しかもかなりのコードが商用のMATLABとコンパチになっており、MATLABコードがそのまま
使えます!

おそらく、教育機関(高校・大学1・2年)で使用するには十分なものに仕上がっていると思います。
また、大学では教育上あまり便利な関数をしたくない・・・という話も聞きますので、そういった
意味でもこの4.0をベースに各研究室で関数をライブラリ化し、フリーの恩恵を十分に享受する
こともできると思います。

本当に、こんな便利なものがフリーで手に入るなんてすごいっ!と思います。

開発のイニシアチブをとっているbasu.sami氏に寄付などもしたいものです。

また、このVer.4.0のアップグレートポイントは以下の通りです(ホームページより抜粋)。

- デバッガを統合したエディタの改善
- メインのUIの改善(ドッキング可能なワークスペースブラウザ、コマンドヒストリ)
- ジャストインタイムコンパイラ(デフォルト)
- MATLABとの親和性の大幅な向上(366以上のテストをパス)
- BLASライブラリとのダイナミックリンク(ユーザに最適化されたBLASライブラリを使用できます)
- fprintf, sprintf, fscanf, sscanf 関数のベクトル化
- パッチハンドルグラフィックオブジェクトの追加
- グラフ描画の高速化
- 大容量データ(2GB以上)の取り扱いが可能(64ビットOSでコンパイルされる時)

内部処理関連:
- 新しいアレイクラスのインプリ
- 型の扱い
- JITコンパイラ
- CMake ビルドシステム

とにかく『安定』で『MATLABとの親和性』が圧倒的な特徴です!
(他のフリーソフトscilabなどより群を抜いていると思います)

他にも本ブログにあるような特徴的な機能もたくさん備えています。

このような経済環境の時代、賢く選択をしませんか?今すぐダウンロードを!
http://freemat.sourceforge.net/download.html

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