2007年8月22日水曜日

なぜ今さら新たな数値計算ソフトウェアか・・・?

MATLABを模擬したフリーの数値計算ソフトウェアはScalibやOctaveなどが既に存在するではないか、と思われるかもしれません。しかし、このFreeMatは、これらとは決定的に異なる点があります。それはGPLと いう思想です。これにより最近では主流の多くのGPLを表明した関数が組み込むことができます。例えば、fftwや乱数などがそれにあたります。こういったソフトウェアはアカデミックな方々が多く関与しており、またアルゴリズムは一度コード化すれば永久に使用できるため、無償で提供する場合が多いのです。実際MATLABも元を正せばBLAS、LINPACK、LAPACKなどのフリーコードを使用して作成されたものです。

よりよいアルゴリズムがGPLライセンスで提供される昨今、やはり有償でコードを公開できないMATLABよりのFreeMatの方が普及速度が速いと思います。

本当に今後のFreeMatの動向には目が離せません。

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